『ハイチオールにはどんな効果があるの?』
『ハイチオールを飲んだら美肌になれるの?』など、ハイチオールにはどのような効果があるか気になっている方必見です。
この記事では、薬剤師である私がハイチオールの効果について詳しく解説します。
是非ご参考にお役立てください。
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またこの記事は、美容医療を積極的に勧めるものではありません。
ハイチオールとは
ハイチオールは、L-システインを主成分として含む内服薬です。
L‐システインは肌のトラブルを減らすために必要で、皮膚や爪に多く存在する成分です。
ハイチオールの効果
ハイチオールの主成分であるL-システインには、様々な効果があり、主に美肌・美白・疲労回復効果があります。
【ハイチオールの効果】
・疲労回復
・シミやそばかすの改善
・肌荒れ改善
・肌トラブル改善
・二日酔いの改善
・口内炎の改善
ハイチオールの美白効果
シミ・そばかす・肝斑の原因となるメラニン色素は、チロシナーゼという酵素が働くことで作られます。
L-システインはこのチロシナーゼの産生を阻害したり、チロシナーゼがチロシンからメラニン色素を作るのを防いだりする働きをもちます。
またL-システインには、ターンオーバーを整える作用もあり、メラニン色素をターンオーバーで排出しやすくしてくれるのです。
メラニン色素を作らせず、排出を促進するため、シミやそばかす、肝斑の改善に効果があります。
ハイチオールの肌荒れへの効果
L-システインには、皮膚のターンオーバーを正常化する働きがあります。
ニキビは毛穴が詰まることでできるため、正常なターンオーバーによって角質が毛穴に詰まるのを防ぐことができ、ニキビの改善にもつながります。
また、皮脂の過剰な分泌を抑えることもできるため、ニキビや肌荒れの改善につながるのです。
さらに、ハイチオールには抗アレルギー作用もあるため、アレルギー性の蕁麻疹の改善が期待できるほか、湿疹の改善にも効果を示すことがあります。
ハイチオールの種類
医薬品として取り扱いのあるハイチオールの錠剤には、『ハイチオール40』と『ハイチオール80』があります。
40と80はL-システインの配合されている量の違いです。
【ハイチオールの飲み方】
ハイチオール錠40の場合は1回2錠、ハイチオール錠80の場合は1回1錠を1日に2〜3回服用します。
年齢や症状により適宜増減しますが、基本的にはこの範囲内で調整します。
ハイチオールの服用頻度
ハイチオールの効果は、数日飲んだだけで実感することは少なく、飲み続けることで効果を期待できる薬です。
肌のターンオーバーのサイクルは1ヵ月程度の周期で行われます。
つまり、ハイチオールの効果を実感するには、最低でも1ヵ月程度服用を継続することが重要です。
なお、個人の体質にもよりますがシミに対する服用期間の目安は約3ヵ月です。
シミ改善を目的として服用する場合は、3ヶ月以上服用し続けましょう。
正しい服用方法で服用継続する場合は、身体に悪影響が生じることはありません。
しかし、飲んでいても効果を実感することがない場合は、飲むのを中止して医師や薬剤師に相談しましょう。
ハイチオールの副作用
ハイチオールは医薬品であるため、発言する頻度は低いものの副作用があります。
【ハイチオールの副作用】
・悪心
・下痢
・口渇
・軽度の腹痛
このような症状に気づいたら、すぐに担当の医師または薬剤師に相談してください。
他に愛用している薬やサプリメント、健康食品がある場合は、過剰なビタミン摂取や相互作用などの予期せぬ影響を及ぼし、副作用を起こす可能性があります。
ハイチオールの服用を始める前に、医師や薬剤師に現在服用しているものを知らせて問題ないかチェックしてもらうとよいでしょう。
ハイチオールの購入方法
医薬品として取り扱いのある『ハイチオール40』と『ハイチオール80』は薬局やインターネット通販で購入することはできません。
皮膚科や美容クリニックで入手することができます。
美容クリニックで購入する場合は、美白セットとして販売していることが多いです。
医師が現在の健康状態や併用薬から判断して処方してくれるため、安全に利用することができます。
市販品のハイチオール
病院や美容クリニックへ行くのが苦手な方におすすめなのが市販されているハイチオールです。
医薬品のハイチオールは、L-システインのみが主成分なのに対し、市販されているハイチオールには、L-システイン以外にもビタミンなどが配合されています。
市販品のハイチオールは、エスエス製薬から販売されています。
薬局やドラッグストアで販売されているのを目にすることも多いでしょう。
現在『ハイチオールホワイティアプレミアム』『ハイチオールCホワイティア』『ハイチオールCプラス2』『ハイチオールBクリア』の4種類があります。
『ハイチオールホワイティアプレミアム』『ハイチオールCホワイティア』『ハイチオールCプラス2』は全てL-システインの量240㎎と同じです。
ハイチオールの選び方は、1日の服用必要回数や他に配合されているビタミンを比較して決めるとよいでしょう。
ハイチオールを購入するなら
ハイチオールは、様々な美容クリニックでお取り扱いがあります。
この記事では、全国各地に展開しているクリニック・オンライン診療対応クリニックをご紹介します。
入手にお困りの方は、以下の美容クリニックを是非ご参考にしてください。